ゴミ屋敷で起こる問題について

● 周囲とのトラブル

ゴミ屋敷・汚部屋に初めて足を踏み入れると、ほとんどの部屋で異臭があります。
異臭は生ゴミなどの腐敗や、湿気によるカビなどが原因で起こる事が多く、害虫の発生の起因です。
異臭は、本人には慣れもあってあまり気付かないことがありますが、衣類や身の回りの物にも染み付いている恐れがあります。
木造や軽量アパートなどの場合、実はお隣さんには薄々感づかれている事もあるのです。
昨今では、近隣の住民とのコミュニケーションをとらない人が多く、トラブルを避けるために、少しの事では苦情や改善を求めてくる事はありません。
しかし、ゴミ屋敷の異臭や害虫は、時間が経てばより悪い方向に進んでいきます。
そうなると、隣人も見過ごす訳に行かなくなり、大家さんや管理会社に苦情や改善の連絡がいってしまうことになりかねません。
「バレていない」と思っていても、薄々気づかれているかも、という事は念頭に置いておいた方が良いでしょう。
異臭や害虫は元を経てば、排除ができる問題でもあるため、大きなトラブルになる前に解決される事をお勧めします。

● 家族間のトラブル

高齢者の場合、本人ではなく、周りの家族から片付けのご相談を受ける事も多くあります。
ゴミ屋敷に住んでいるのを、周りの家族は当然よしとしているわけではありません。
益々ごみが溜まっていく家を見過ごす訳にはいかなくなり、解決策を模索する事となります。
周りの家族が、どれ程説明や説得をしても繰り返しても、すんなりと解決に向かう事は多くありません。
また、本人が拒否しているのに、強制的に片付けを行う訳にもいきませんので、この問題はとても難しいです。
本人もゴミ屋敷(認めたくない方が多いように感じます)に望んでなった訳じゃない場合がほとんどでしょう。
しかし、一旦そのような状況になると、物(周囲から見たらゴミ)に執着や依存が強くなり、強引に物事を進めようとすると、より関係がこじれてしまいます。
中には「私が死んでから好きにしろ」と言われる人もいますが、ご家族に対してあまりにも無責任な言葉です。
そして、残されたゴミ屋敷は負債以外の何ものでもありません。
ご家族の言葉に耳を傾け、健康で元気なうちに片付けを行う必要は「ある」と私たちは考えます。
解決には時間をかけてコミュニケーションをとり、別の物事に気持ちを移すように進めていく事が大切です。