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家の中の汚れの原因ってなに?場所によって違う困った汚れの種類とは!
家の掃除を少し怠っただけで、リビングや寝室にはホコリが溜まり、キッチンはベタベタの油汚れがつき、浴室はカビだらけ……。なぜ、家ってすぐに汚れてしまうのでしょうか?
そこで今回は、家の汚れの原因や、場所によって異なる汚れの種類をお届けします。汚れの種類がわかると掃除の仕方も変わってきますよ。今まで苦労してきた汚れも楽に落とせるようになるでしょう。大掃除で時間を無駄にしないためにも汚れの種類を知り、効果的な洗剤、落とし方をマスターしていきましょう。
家の中が汚れる原因とは?
人間が家の中で暮らしている以上、どうしても汚れが出てしまうのは致し方ありません。日々の掃除が行き届いていれば気持ち良く暮らせるのですが、整理整頓ができていない、物が多いのも汚れの原因になります。多忙のため捨てに行けない、どこに捨てていいのかわからないなどの理由で物が溢れホコリが溜まり家の中がどんどん汚れてしまうのです。
汚れの種類
家の中の汚れはホコリだけではありません。場所によって汚れの種類は異なります。では、主な汚れはどのようなものがあるのか大きく4つに分けてご説明していきます。
(1)油汚れ
油汚れは放置しておくとベタベタした汚れにホコリが付着し頑固な汚れになり落としにくいので小まめに掃除していきましょう。油汚れは、コンロ周辺だけでなく、換気扇・電子レンジ・壁紙にまで付着するので注意してください。
油汚れは酸性の汚れになります。また、油は水には溶けないので水洗いだけでは落ちません。アルカリ性洗剤、弱アルカリ性を含む重曹などが油を中和してくれる作用があるのでおすすめです。吹きこぼしなどでできる焦げ付きなどの汚れには、焦げを研磨できるクレンザー、油やたんぱく質を分解する力を持つ重曹がおすすめです。
(2)水垢
水垢は、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が固まったものです。水は放置していたら蒸発してしまうのですが、含まれているミネラル成分が残り水垢になってしまうのです。水垢を放置していると白い鱗状の頑固な汚れになり落とすのに多大な労力を使うことになるで早めはやめの対策が必要です。
キッチンシンク、浴室、洗面台など水回り周辺は水垢がつきやすいといえます。水垢掃除は「今度でいいかな」がNGです。小まめに乾拭きするよう心がけてください。浴室などはとにかく換気が鉄則です。ドアや窓を開け、換気扇を回すこと。乾いた雑巾で水気を拭き取るか、窓用ワイパーで水切りしておくとカビが生えにくくなります。
(3)カビ
カビ胞子は空気中のどこにでも漂っています。ということは、家の中のどこでもカビが発生する可能性があるということです。特にカビが発生しやすい場所は、部屋、浴室、キッチンなどの水回り、クローゼットや押し入れ、寝具、タンス、食器棚などとなります。
カビが繁殖しやすい条件は主に以下の通りです。(カビ菌の種類にもよる)
温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている。
出典:文部科学省
カビは、悪臭の原因になるだけでなく健康にも影響を及ぼすので対策が必要です。
カビの繁殖を防ぐために気をつけたいことは……
・湿度を60%以下に保つ
・1日に何度か換気をする
・除湿器や除湿剤を使用する
・窓に結露ができないように結露防止フィルムを貼ったり、二重窓にするなどする
・扇風機やサーキュレーターなどで室内の空気を循環させる
・カビの栄養源(ホコリやタンパク質、炭水化物、脂など)を取らせないため小まめに掃除をする
カビが発生した場合は塩素系カビ取り剤を使用しましょう。カビに直接振りかけ、数分放置したら水で洗い流すか、アルコール消毒液などを含ませた布で拭き取ってください。
(4)ハウスダスト・ホコリ
ハウスダストの正体は、ダニ・細菌・カビ・花粉と言われています。空気中に舞い上がりやすい特徴があり、体内に入るとアレルギー症状やぜんそく等の原因になります。掃除の基本は上から下へ。天井、照明カバーなどの高い場所からハウスダストやホコリを除去して徐々に家具、テレビ、フローリングなど下に移っていきましょう。
ホコリの量の8割を占めているのが床と背の低いテレビの上といわれています。この2箇所は毎日掃除するようにしましょう。
今さら人に聞けない『掃除の基本』を知りたい方はこちら!
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家の中が汚れるとどんな悪影響があるの?
家の中が汚れると心身にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?
(1)健康
掃除をせず汚れた部屋のまま放置していると、ダニ、ゴキブリ、ハエなどが発生し恰好の住処になってしまいます。ダニの死骸やフン、人間の皮膚の角質、ペットの毛、花粉、タバコの煙、カビ、細菌……など有害なものを含んだハウスダストが発生しアレルギーの原因物質となります。アレルギー物質を吸い込むことで気管支喘息、アレルギー性鼻炎、皮膚炎などの健康被害を引きおこしてしまいます。
また、アレルギーがなかったにもかかわらずハウスダストやホコリを長期に渡り吸い込んでしまいアレルギーを発症してしまう場合もあるので注意してください。
(2)精神面
汚れた部屋に住むと精神面にも大きな悪影響を及ぼすでしょう。本人は気にしてないつもりでも知らず知らずのうちにストレスが溜まります。ネガティブな精神状態になり何事にも意欲がなくなる、無気力や倦怠感、疲労感を感じやすい状態になると言われています。
物が溢れている部屋だと、テレビやエアコンのリモコンがどこにあるかわからない、メガネや携帯が見当たらないなどいつも探し物をしている状態になりイライラの原因になります。
(3)対人関係
家が散らかっている、整理整頓ができてない、何日も掃除をしていない場合、家族やパートナー、友人などとシェアをして暮らしている人は家をキレイにしたい気持ちよく暮らしたいという相手と価値観の違いでケンカが増える傾向にあります。
また、人を家に招くこともできなくなる、家が汚れストレスが溜まると心に余裕がなくなり攻撃的になってしまう可能性もあります。そうならないためにも日頃から小まめな掃除、不要な物を増やさないよう心がけてください。
もし、家の中の汚れを一人ではどうすることもできない、手伝ってくれる人がいない、物が溢れゴミの仕分けができない、どこに捨てていいのか分からないなどお困りの場合は知識、経験豊富な業者に依頼することをおすすめします。掃除のプロ、エコフレンドリーにご依頼いただければどんなお悩みやご相談にも、ワンストップで親身にお手伝い致します。
【まとめ】汚れの種類を知っていつも清潔に!
家の中の汚れの原因や種類いかがでしたか?
汚れと一言で言っても油汚れ、カビ、水垢、ハウスダストとさまざまな種類があります。種類を知ることで汚れの落とし方や使用する洗剤も変わってきます。汚れを放置していると後々困るのは自分自身です。
いつもキレイでスッキリした家で気持ちよく暮らしていくためにも日頃の掃除が大切です。一度に全部とは言いません。その時々の状況で自分にとってベストな掃除を心がけ汚れを溜めないよう掃除していきましょう。