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水拭きできるの?洗剤を使えるの?畳のを傷めず正しく掃除する方法

日本の部屋といえば、伝統的な和室。部屋を仕切る襖や障子、敷き詰められた畳は、昔から心地よい空間として当たり前に親しまれてきました。しかし、現代では洋室中心の家づくりになってしまい和室の掃除の仕方がわからない、畳の手入れって難しそうという印象を持っている人が多いようです。

 

そこで今回は、畳の正しい掃除の仕方をお届けします。筆者の実家は純和風の家。まさに日本家屋そのものです。フローリングはキッチンのみ。他の部屋はすべて畳なんですよ。畳掃除はお任せください!

 

畳の特徴

 

日本の風土や生活に最適な畳には5つの特徴があります。

 

1:高い断熱性と保温性

 

畳は5~6センチほどの厚みがあります。この厚みが床下の冷たい空気を遮断してくれます。また、畳に含まれた空気が室内の熱を逃さず、部屋全の保温性を保ってくれる効果があります。

 

2:吸湿能力と調湿機能

 

畳が高温多湿な日本の気候に適している理由のひとつに吸湿能力と調湿機能が挙げられます。なんと、畳1枚でおよそ500mlもの水分を吸収するんですよ。

 

梅雨時期のジメジメした時期には湿気を吸収し、乾燥する秋冬になると水分を放出する特徴があります。和室が暑い時期も寒い時期も快適に過ごせるのは畳の吸湿能力と調湿機能効果があるからなのです。

 

3:弾力性

 

畳は、幾重にも重ねた稲藁で作る「畳床」、イグサを編みこんで織られた「畳表」、長辺に「畳縁」を縫い付け作られています。昔、稲藁で作る「畳床」は、お米を収穫した後の稲わらを使用していたそうです。まさに自然の恵みですね。

 

さらに、イグサには空気を含みやすい特徴があり、適度な弾力を生み出してくれます。転倒時でもイグサに含まれた空気がクッションになってくれケガの防止、身体への衝撃を和らげるメリットがあります。

 

4:浄化作用・リラックス効果

 

イグサの内部はスポンジ状になっており無数の穴が空いています。その穴に空気を含むのですが、東大工学部の研究によるとイグサは空気だけでなく、空気中に含まれる二酸化窒素などの有害物質を吸着する性質を持っていることが判明しました。

 

さらに、アンモニアなどニオイも消してくれる空気の浄化作用があり、天然のイグサの香そのものにリラックス効果と鎮痛効果が証明されているとのことです。

 

2007年5月には福岡県にある英進館という塾で中学1年生及び小学5年生の323名(男196名、女127名)を対象に、畳の教室と一般の教室とで学習機能にどのような違いが起こるかについて実験が行われました。その結果、一般の教室で勉強するよりも、畳の教室で勉強する方が学習効果が高いということが判明したそうです。

 

5:吸音・遮音効果

 

空気を含んだ畳は弾力性があり衝撃を和らげるだけでなく、余計な音を吸音する効果もあります。和室で歩く、動くなどの音や振動を和らげてくれるので、階下に音が伝わりやすいマンションなどの集合住宅では騒音防止にもなるでしょう。

 

正しい畳掃除の仕方

 

イグサで編まれている畳には無数の隙間がたくさんありホコリやゴミが溜まりやすいデメリットがあります。ダニが発生する原因にもなるので正しく掃除をして清潔に保ちましょう。

 

畳掃除に必要なもの

・掃除機

・箒

・雑巾

・乾いた雑巾または布

 

(1)畳の目に沿ってホコリを払う

 

畳掃除の大原則は「畳の目に沿って」掃除をすることです。畳の目に逆らって掃除機をかけたり、箒で掃くと、隙間にホコリやゴミが詰まる、畳を傷めることになるので畳の目に沿ってを絶対守ってください。

 

まず、掃除機を畳の目に沿ってかけます。畳1枚に対し40~60秒を目安にゆっくりと丁寧に掃除機を動かすことがポイントです。掃除機だけでは取りきれない隙間のゴミやホコリは、箒で掻き出すように掃くのがポイントです。

 

(2)乾拭きをする

 

掃除機や箒でホコリ、ゴミを取り除いたら乾いた雑巾か布で乾拭きをして汚れを落としていきます。畳は水気を嫌うので基本的には乾拭きです。汚れが落ちない場合は、固く絞った雑巾で拭き、その後、乾拭きして水気を取っていきましょう。畳の拭き掃除は劣化を抑えるために週に一度を目安に行なってください。

 

畳が汚れていた場合

 

掃除に必要なもの

・クエン酸

・バケツ

・ぬるま湯

・使い捨てゴム手袋(手荒れ防止用)

 

畳の汚れが気になる場合はクエン酸を使用します。バケツに半量ほどぬるま湯を入れ、そこにクエン酸(小さじ1)を入れ溶かしたら、雑巾を浸し固く絞って畳の目に沿って拭いていきます。その後、乾拭きして水分を取ってください。

 

このとき注意したいのが新しい畳、表替えをして1年以内の畳には使用しないこと。クエン酸により畳の色が褪せてしまう可能性があります。古い畳でも目立たない場所を少し拭いて大丈夫か確認してから使用してください。

 

畳にダニが発生した場合

 

湿気を吸収する畳はダニが発生しやすい場所でもあります。ダニが発生した場合は畳を乾燥させましょう。天気の良い日に畳を天日干しにするのが効果的です。このとき、普段掃除できない畳の下を掃除するチャンスです。掃除機をかけ拭き掃除してください。

 

畳を外せない場合は布団乾燥機を使用してみましょう。まずは、掃除機を念入りにかけたあと、畳の上に布団乾燥機を敷きます、その上に掛け布団をかけ、布団乾燥機を起動させます。ダニは60℃以上で死滅するので布団乾燥機の熱風で畳のダニを退治していきます。終わったら再度、掃除機をかけてください。

 

畳にシミができた場合

 

ジュースや醤油などの食品、ペットのおしっこなどで畳にシミができたときは塩や小麦粉でシミ取りをしていきます。汚れを乾いた雑巾や布ですぐに拭き取ってください。そして、汚れた箇所に塩か小麦粉をふりかけ歯ブラシやスポンジでこすってください。終わったら掃除機で吸い取り、固く絞った雑巾で拭いたあと、乾拭きで終了です。

 

おしっこなどはニオイが残る可能性があります。この場合は、消臭効果のあるアルコール除菌スプレークエン酸水スプレーを吹きかけた後、乾拭きしてください。

 

※このシミ取りは汚してすぐのシミに有効です。時間が経っている場合、個人でシミ取りするのは困難だと思われます。

 

畳にカビが生えた場合

 

カビが生えたら殺菌・除菌効果の高いエタノールを使用します。濃度は70~80%のものがおすすです。カビを乾いた雑巾か布で乾拭きし、カビが生えた箇所にスプレーボトルに入れたエタノールを吹きかけ、畳の目に沿って使い古しの歯ブラシなどでこすり、乾いた雑巾で拭き上げましょう。

 

カビが生えたら水気は禁物です。固く絞ってもNGです。 水拭きをすると畳に水分が移ってしまい、逆にカビを繁殖させることにつながります。

 

畳が日焼けした場合

 

日当たりの良い部屋だと、どうしても畳は日焼けしてしまいます。日焼けの原因は紫外線です。紫外線を防ぐことはできないので普段から気をつけたいのですが、日焼けして畳の色が変わってしまった場合は諦めずお酢を使用し色を少しでも戻してあげましょう。

 

掃除機や箒使用し畳の目に沿ってホコリやゴミを取り除き乾拭きして汚れを落とします。お湯とお酢を2:1で割りスプレーボトルに入れ日焼けした箇所に吹きかけたあと、乾いた布で拭き取り十分に乾燥させ終了です。

 

畳の色を完全に戻すことは難しいのですが、この方法であれば多少色が戻る可能性があります。

 

畳掃除で使用してほしくないもの

 

・水分

 

畳掃除の基本は乾拭きです。できるだけ水分は使わないようにしましょう。どうしても汚れが気になる場合は、水で濡らした雑巾を固く固く絞って使用するようにしてください。その後、乾拭きして水気をしっかり取り乾燥させましょう。

 

・重曹

 

消臭・漂白効果のある重曹ですが、畳掃除には不向きです。畳掃除に使うと畳の変色や黒い斑点のような落ちないシミの原因になります。

 

・カビ取り剤、漂白剤

 

カビが生えてしまうとカビ取り剤や漂白剤を使用したくなるのですが、使用しないようにしてください。イグサを傷め色が変色してしまう可能性があります。洗剤などを使用したい、除菌したい場合は、アルコール除菌スプレー、酢、クエン酸などを使用するようにしましょう。

 

・ルンバ・粘着カーペットクリーナー

 

ルンバなどのロボット掃除機は畳掃除に使用しないようにしてください。自動で動くため、畳の目に沿っての掃除ができません。粘着カーペットクリーナー(コロコロ)は、粘着性が高く畳掃除に不向きです。ルンバや粘着カーペットクリーナー(コロコロ)を使用すると、イグサが抜ける、毛羽立つ、畳が傷むなどのデメリットがあります。

 

畳を長持ちさせるには

 

畳を長く使用するために普段から気をつけたいことがあります。

 

・重いものを直接置かない

 

和室に机を置いたら畳が凹んだ、タンスの跡が残ってしまったなどのトラブルになりやすい畳。畳を敷いている部屋に重いものを置く場合は直起き厳禁です。まずは、畳が傷まないように対策をとってから置くようにしましょう。

 

1番の対策は四つ脚の圧力がかかりやすい家具を置かない事なのですが各ご家庭の事情もあると思います。置く場合は、畳のへこみ防止グッズを使用してください。今は和室に置いても目立たない凹み防止グッズなども販売されているので、重いものを置く場合はチェックしてみてください。

 

・カーペットを敷きっぱなしにしない

 

畳の上にカーペットなどを敷きっぱなしていると、カーペットが蓋になってしまい畳の吸収・放出機能を妨げ湿気が溜まりやすくなります。カビやダニも発生しやすくなるので、カーペットやラグなどの敷物などは敷かないようにしましょう。敷いたとしても用事が終われば片付けるようにしてください。

 

・風通しをする

吸湿能力に優れている畳は、湿度が高過ぎると湿気をグングン吸収し続けてしまいます。部屋の換気をせずそのままにしていると、湿気がこもりカビが発生してしまいます。天気の良い日には風通しをして吸収した湿気を放出させましょう。部屋の窓を開けられない場合は、扇風機、エアコンの除湿機能を使用し湿気を放出させてください。

 

【まとめ】

 

畳掃除の基本いかがでしたか?

 

掃除が難しそうなイメージのある畳ですが、ホコリやゴミを取り除いたら乾拭きが基本。守ってほしいことは畳の目に沿って掃除をすること、そして、湿気に注意をするだけです。食品のシミなども特別な洗剤などいりません。どこのご家庭にもある小麦粉や塩で対処できるのもメリットではないでしょうか。

 

デメリットよりも断然メリットが多いのが畳の部屋です。和室の落ち着いた空間の維持、畳を気持ち良く使い続けるためにも、普段からちょっとだけ使い方に気をつけ、週に一度お手入れをするよう心がけてください。

 

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