ブログ
汚れが溜まりやすいベランダをすっきりキレイに!水を流さず掃除する方法
ベランダに洗濯物を干したり、お天気のいい日は寝具を天日干し、夏には子どもたちのビニールプールを出したり、何かとベランダを使うことってあるのではないでしょうか。
雨や風、砂埃に晒され、鳥のフン、ゴミや枯葉が風で運ばれやすいベランダは汚れの溜まる場所でもあります。2〜3ヶ月に1回は掃除をしたいのですが、マンションだと水を流せないなどの理由から、なんとなく後回しになっている人も多いようです。
そこで、今回はベランダ掃除の手順と水を流さずにできる方法をお届けします。
ベランダ掃除の基本的な手順
部屋の掃除もベランダ掃除も基本は『上から下』です。
ベランダ掃除に必要なもの
・使い捨て手袋
・デッキブラシ
・ブラシ
・歯ブラシ
・雑巾
・バケツ
・箒
・ちりとり
・弱アルカリ性の洗剤
・重曹・クエン酸
(1)掃除しやすい環境を作る
掃除しやすいようベランダに置いてあるものを移動させ、箒でにゴミや砂埃などを掃いていきましょう。このとき、鳥のフンも取り除きます。そして、壁・窓・ベランダの手すり、床・排水口と順に掃除していきます。
(2)壁面・窓
平たい壁であれば、雑巾で水拭き、モルタルなどの凹凸がある壁にはブラシを使って掃除をしましょう。凸凹がある壁はホコリやコケが溜まりやすい場所なのでブラシの毛先で掻き出すように洗っていきます。
窓掃除で洗剤を使う場合は窓用クリーナーか、中性または弱アルカリ性の洗剤を使用するようにしましょう。
(3)ベランダの手すり
ベランダの手すりの汚れは、主に砂ぼこりや花粉などです。ホコリは空中に舞いやすい特徴があるので、舞い散らないように注意しながら水拭きしていきましょう。
水を流せる戸建などの場合は、水を流しながらブラシで洗い流してください。このとき、排水口のチェックを先にすることをおすすめします。排水口がゴミや枯葉などで詰まっていると、流した水が逆流したり溢れでてきます。せっかく掃除したベランダがまた汚れてしまうので水がしっかり流れるか確認してから洗い流していきましょう。
洗剤を使う場合、ベランダの素材に注意してください。手すりがアルミ製だと、アルカリ性洗剤によって変色や劣化が起こりやすいので中性洗剤を試しながら様子をみましょう。
(4)床面
水が流せる戸建であれば水を流しながらデッキブラシで磨いてください。この時、水に重曹やクエン酸を混ぜ磨くとキレイになります。磨き終わったら洗剤が残らないよう水で洗い流しましょう。
水を流さずベランダ掃除をするには、新聞紙を濡らし千切って丸めたらベランダに撒いてください。そして、箒で新聞紙を掃くことで、ゴミやホコリ、蜘蛛の巣などを吸着してくれます。この時、みかんやポンカン、オレンジなど柑橘系の皮があれば新聞紙と一緒に撒き散らしましょう。柑橘系の皮には油分を落とす成分が含まれているので、床の油汚れを吸着してくれます。
穿き終わったら、新聞紙をちりとりに集めて破棄し水で拭きあげていきましょう。頑固な汚れには、重曹水やクエン酸水をスプレーに入れ直接汚れに吹きかけ拭き取ってください。拭き取った後は、水拭きをしてキレイに仕上げましょう。
(5)排水口
排水口が詰まっている場合は一番最初に掃除をするのですが、問題なく水が流れる場合は、一番最後に掃除をしましょう。使い捨て手袋をして手で取れるゴミを除去し、中性洗剤を含ませた歯ブラシなどで磨いていきます。重曹とクエン酸を振りかけ少量のお湯を注ぐと発泡し汚れが浮き上ってくるのでおすすめです。浮き上がった汚れをブラシで軽くこするだけで落とせますよ。
鳥のフンを除去するときの注意点
鳥のフンを除去するとき絶対素手で触らないようにしてください。鳥のフンにはさまざまな病原菌を含んでいる可能性が高くアレルギーの原因にもなります。ベランダ掃除の最中にうっかり触ってしまったとならないよう、使い捨て手袋をしてペーパータオルなどで掃除前にしっかり取り除きましょう。
鳥のフンは、乾いてベランダの手すりや床にこびり付いているものがほとんどです。ちょっとこすったくらいではキレイに取り除けないので、45〜50度程度のお湯をかけふやかして除去しましょう。沸騰したお湯をかけるとベランダが傷んでしまう恐れがあるので注意してください。鳥のフンがふやけたら使い捨て手袋をしてペーパータオルで拭き取りましょう。
お湯をかけてもなかなか落ちない頑固な鳥のフンには重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤を使用してみましょう。ただし、ベランダの素材が傷まないか様子を見ながら試すことを忘れないでください。
マンションにおけるベランダ掃除の注意点
戸建ての場合はホースで水を流しながらベランダ掃除ができるのですが、マンションなどの集合住宅だと排水口が隣とつながっていたり、下の階への配慮が必要になるので大量の水を使って掃除をしないように気をつけてください。
ほとんどのベランダには防水加工がされていますが大量の水を防ぐことはできません。水を使用する場合は、下の階に水漏れしないよう注意してください。
ベランダに溜まりやすい汚れとは
ベランダにはどのようなゴミが溜まりやすいのか詳しく説明していきます。
・土埃・砂埃
雨風に運ばれてくるのが土埃や砂埃です。ベランダの手すりがザラザラになる原因でもあります。ベランダに置いてある植木鉢の土も風で舞い上がりベランダを汚してしまう原因となります。植木鉢に水をあげるたびに、水と一緒に土も流れ出しています。排水口が詰まる原因にもなるので植木鉢を置いている場合は小まめに掃除するようにしましょう。
・排気ガス
低層階、交通量の多いベランダは、車が排出する排ガスも汚れの原因になります。ベランダが黒ずむのも排気ガスが原因でしょう。排気ガスには油が含まれています。放置しているとホコリを吸着して頑固な汚れになってしまうので注意してください。
・鳥のフン
ベランダに屋根がある、鳥よけ防止をしているのならば被害は少ないと思いますが、ほとんどのベランダは剥き出しの状態です。鳥のフンを見つけたら感染症に注意してながら小まめに取り除くようにしましょう。
・雨だれ
壁やベランダに細長い筋のように黒ずんだ汚れができたことがありませんか? これは雨だれが原因です。雨だれは外壁の素材や立地条件にもよりますが、建てたばかりの新築であってもすぐ目立ってしまう厄介なものです。
放置すると雨だれによる汚れはどんどん広がる可能性もあります。しかも、雨だれは水で洗い流すことができません。雨だれがができたら、家の美観を損なわないためにも、すぐに中性洗剤や専用のクリーナーなどで掃除してください。頑固な汚れになってしまうと個人では落とすことができなくなります。
・コケ
水はけの悪いベランダ、梅雨時期に発生しやすいのがコケです。コケだからいつでも掃除できると放置するのは間違いです。コケは、外壁材を脆くしてしまう可能性が! 思わぬメンテナンス費用が発生する原因となるので見つけたらすぐ除去してください。
コケは高温に弱い特徴があります。熱湯をコケ全体にかけてふやかすと、軽くこするだけで面白いようにベロッと剥がれます。この場合、ベランダや壁が傷まないか様子を見ながら行ってください。
ベランダ掃除は天気の悪い日に!?
お天気の良い気持ちいい日にベランダ掃除をしたいものですよね。しかし、ベランダ掃除は天気が悪く風のない日がおすすめです。雨が降った曇り空の日などがベストです。雨でベランダの床にこびりついた汚れが浮き、落としやすい状態になっています。さらに、天気が悪いと土埃、砂埃が舞い上がりにくいので近隣へ迷惑をかけることもありません。お天気がよく風が気持ちいい日は避けるようにしましょう。
【まとめ】水を流さなくてもベランダ掃除はできる!
ベランダ掃除は水を流しながらするものだと多くの人が思っていますが水を流さなくても、新聞紙、重曹やクエン酸を使えばキレイに掃除ができます。もし、マンション住まいで水を流したい場合は、じょうろなどを使って少しずつ流してください。
ただ、なかなか汚れが落ちない、掃除をしたいけど時間がない、頑固な汚れにまいっているなどの場合は、知識、経験豊富な業者に依頼することをおすすめします。掃除のプロ、エコフレンドリーにご依頼いただければどんなお悩みやご相談にも、ワンストップで親身にお手伝い致します。