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解決法があるの!?自力では片付けることがほぼ不可能なゴミ屋敷とは

2022.12.06

ゴミ屋敷片づけ

メディアやテレビ、YouTubeなどで見かけることが多い『ゴミ屋敷』。タレントさん、大勢の業者さんがゴミ屋敷を片付けていく番組を見て「本当にこんなゴミ屋敷が存在するの?」、「やらせじゃないの?」、「ゴミ屋敷になる人って片付けられない、何らかの疾患がある人が多いんじゃないの?」と思っている人がほどんどだと思います。

しかし、ゴミ屋敷は街のどこにでもあります。

そして、ゴミ屋敷の始まりである負のスパイラルは誰にでも些細なことがキッカケで始まるのです。

今回は、私たちの体験を踏まえ、ゴミ屋敷になる危険性は誰にでもあるということを詳しくお届けしていこうとおもいます。

そもそもゴミ屋敷ってどんな状態?

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷に明確な定義はありません。しかし、床にゴミや雑誌、空き缶、空のペットボトル、衣類が散乱し足の踏み場がない、天井まで雑誌やゴミ袋が山積みされている、ゴミ袋で壁ができている、見たことのない虫が発生、アチコチにカビが生えている……。ゴミや不用品が溢れて生活できない状態の家をゴミ屋敷と呼びます。

一戸建てのゴミ屋敷は敷地外にまでゴミや不用品が山積みにされ、庭木も手入れされてなく雑草も伸び放題になり近隣トラブルを招きやすい特徴があります。一戸建てのゴミ屋敷は、メディアに取り上げられているケースが多いので、容易にイメージができるのではないでしょうか。

ゴミ屋敷はただ汚いだけでなくさまざまな危険性を秘めています。部屋の中にあるゴミを踏み潰し、その上にまたゴミを捨てていく、そのような状態だと悪臭を放ち、ゴミが散乱していることによる転倒事故、コンセントに溜まるホコリが空気中の湿気を吸収して発火する火事などのリスクも非常に高くなります。

隠れゴミ屋敷とは

外からひと目見るだけでゴミ屋敷とわかる家もあれば、外から見るとごく普通の外観なのにドア1枚隔てた家の中はゴミで溢れているという隠れゴミ屋敷も存在します。

一戸建てと違いマンションやアパートは外から部屋の内部の様子がほとんど分からない造りになっています。窓も多くないので、一般的には外から見た限りではゴミ屋敷になっていることは分からないでしょう。しかし、経験、実績のあるプロの目を隠すことはできません。隠れゴミ屋敷は窓を見るだけで部屋の様子が想像できます。

隠れゴミ屋敷は珍しいことでもなく街のあちこちに存在しています。そして、隠れゴミ屋敷の住民は普通の人です。見た目も普通。街のどこにでもいる整った身なりをしています。

ゴミ屋敷を作ってしまう人は、発達障害がある、うつ病があるなど言われますが、実際は普通に社会生活を営んでいる人がほとんどです。そして、ゴミ屋敷になってしまう経緯も単にひとつだけではなくそこに住まわれる方の数だけ理由があります。

ゴミ屋敷は違法じゃない

引け目を感じてしまうゴミ屋敷ですが、ゴミ屋敷自体は違法ではありません。しかし、公衆衛生だけでなく防犯や防災の面でも近隣に影響を与え社会問題化しているのが現実です。各自治体がゴミ屋敷に関する条例を制定しています。条例は法律と同程度の拘束力を有し罰則を科すこともできます。

条例の内容はそれぞれの地域で差異はありますが、ゴミ屋敷の住人への指導、文章による戒告、行政代執行によるゴミの強制撤去などが行われ始めます。ゴミ撤去費用を一時的に税金で支払ったとしても、最終的にゴミ屋敷の住人へ請求される場合が多くみられます。

ゴミ屋敷の住人はどんな暮らしをしているの?

始めて見たゴミ屋敷は叔母のマンションでした。叔母は2LDKのマンションに一人暮らし。一度も自宅を訪ねたことがなく、叔母の死後、片付けのために始めて訪れました。ゴミで溢れ足の踏み場がない床、天井まで積まれたゴミ袋、雑誌の壁、浴槽がゴミで満杯状態、ベッドの上もゴミや不用品、衣類がごちゃ混ぜになり山積み、テレビ、ダイニングテーブルなどの家具がゴミと不用品に埋もれどこにあるのか分からない状態。まさにテレビでよく見るゴミ屋敷でした。

このゴミに溢れた部屋の中でたった一人どんな暮らしをしていたのだろうと考えるとなんともいえない気持ちになります。キッチンの片隅に1m強程のスペースがありました。2LDKの部屋の中、その一区画だけが何もない空間でした。狭い空間にお風呂椅子と電気ストーブと、ベッドサイドにあるようなランプ置かれていました。推測ですが、部屋の電気をつけるスイッチはゴミの壁に埋もれてしまい、電気をつけることすらできない状態の部屋で、お風呂椅子に座り、食べる、寝る、くつろぐなど生活のすべて過ごしていたんだろうという話でした。

叔母だけに限らず、ゴミ屋敷の住民は布団が敷ける程度のスペースで生活している人が多いようです。部屋の中がゴミで完全に埋め尽くされてしまった住民は、ゴミの上で寝る、ゴミの上で食べ、ゴミの上でくつろいでいます。その生活が日常になってしまうと、ゴミがあっても汚いという感情が薄れ生活に支障がないと思ってしまうのです。

しかし……

ゴミ屋敷の住人は不安ばかりが募る

いくらゴミが溢れていても生活ができるとはいえ、ゴミ屋敷の住民は不安や焦りを抱え生活しています。溢れたゴミをどうしていいのか分からない焦り、ゴミで溢れた家のことを知られたくない、誰にも相談できない不安など。溜まったゴミを見て自分一人ではどうしようもできないと諦めゴミを溜め続けてしまう日々を繰り返しています。

普通に生活しているようでも心のなかは不安でいっぱいなゴミ屋敷の住人がゴミ屋敷から脱却する手段はひとつしかありません。

それは当たり前ですがゴミを片付けることです。

分かっているけれどそれができないのが現実です。どこから手をつけていいのか分からない、ゴミを捨てようにもゴミの分別が難しい、マンションやアパートにゴミ置き場がない場合、どこにいつ捨てていいのか分からない、できればゴミ屋敷だとバレたくないなどの問題が出てきます。不安と焦りを抱え自分ではどうしようもできないという精神的苦痛を抱え生活している人がほどんどです。

人生のリセットはプロにお任せください

掃除業者

ゴミ屋敷から脱却するたった一つの方法はプロに任せてすべてをリセットすることです。

ゴミ屋敷にはさまざまな問題が山積みです。脱却するには電話1本、メール一通送るだけでやり直せるという勇気を持つことです。

私たちエコフレンドリーには業界屈指の経験と実績があります。事前のヒアリングでご相談者様の意向を入念に聞き、必要最低限の人数で迅速に作業を行い料金を抑えることができます。近隣にも配慮し、屋外での作業を極力抑える様に心掛けています。

費用はかかりますがご相談者様のお悩みを一緒に解決できる自信があります。多くのゴミ屋敷を掃除してきた私たちにとってゴミで溢れた光景は見慣れた光景でもあります。私たちは驚きません。ゴミを溜めたご相談者様を責めたり否定しません。そうなるだけの理由があるということを理解しているからです。

それよりも大切なことは、ゴミ屋敷を片付けたあとの暮らしを想像すること、精神的苦痛から解放されることです。一歩踏み出すことで人生が大きく変わるそのお手伝いができる喜びを私たちは知っています。

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