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ゴミ屋敷が子どもに与える悪影響5選!子ども達を救うために親ができること

2022.12.30

ゴミ屋敷片づけ

ゴミ屋敷で暮らしているのは大人だけではありません。幼い子ども暮らしています。ゴミが溢れた劣悪な環境のなかで育つ子どもはどうなってしまうのでしょうか。

今回は、ゴミ屋敷が子どもに与える悪影響5選をお届けします。親が作り出してしまったゴミ屋敷。そこで暮らす子どもには何の罪もありません。ゴミ屋敷の1番の被害者は子どもたちです。

ゴミ屋敷が子どもに与える悪影響5選

泣いている女の子

ここでは、ゴミ屋敷に暮らす子ども達にどのような悪影響があるのか健康面、精神面、社会的な面など詳しく説明していくのでみていきましょう。

(1)健康被害

ゴミ屋敷には大きなゴミや小さなゴミが溢れています。ホコリや粉塵、カビ、雑菌が家のあちらこちらに溜まっていることは誰もが容易に想像できると思います。人が移動するたびに大量のホコリ、粉塵、カビ、雑菌は家の中を舞い散ります。これらを吸い込むことで健康被害を受ける可能性があります。また、部屋の中に散乱しているゴミを踏みケガをするリスクもあります。

ゴミ屋敷で暮らすことで発症する病気は以下のものが考えられます。

・感染症

・アレルギー

・鼻炎

気管支喘息

・アトピー性皮膚炎

・ケガ

・真菌症

・虫刺され

ホコリやカビだけではありません。大量に発生したダニ、害虫の死骸を吸い込むことによる害獣によって健康被害を発症する可能性も大いに考えられます。ゴミの放置は身体にさまざまな害を与え、ときとして命を脅かすような病気を引き起こす原因になります。

(2)いじめの対象になりやすい

親が洗濯をしてくれなければ子どもは汚れた洋服を着るしかありません。汗をかいても、食べこぼしがあっても、遊んで汚れたとしても、親が洗濯をしてくれなければ汚れた服を着て幼稚園や学校に登校するしかないのです。

そのうえ、ゴミのニオイが衣類や身体、髪の毛に染み込んでいたら……。「不潔」、「汚い」、「クサイ」とからかわれる原因、友達から距離を置かれる原因になってしまいます。大人は相手のニオイが気になっても配慮しますが子ども達は正直です。面と向かって「クサイ!」とハッキリ言うこともあるでしょう。その正直さがときに残酷な結果を生むこともあります。

臭いや汚れがイジメ助長するケースも少なくありません。イジメにより学校での居場所がなくなり不登校になってしまう場合もあります。イジメを受けた子どもは心に大きな傷を残します。自己肯定感が低くなり、何ごとにも自信が持てない、コミュニケーションが上手く取れないなど、大人になっても社会性に大きな悪影響を及ぼしてしまいます。

(3)学力の低下

ゴミ屋敷で暮らす子ども達は家の中に勉強する場所がほぼないと思われます。例え、勉強する場所を確保したとしても集中力を持続させることが厳しい環境下にあります。

なぜならば、単純にゴミが溢れていると気が散るからです。視覚に入ってくるものが多いとどうしても気を取られそちらに目がいってしまいます。例えば、周囲にものが多いなか仕事をしているとき、本に目がいった、スマートフォンが気になったということがありませんか? これは物が散乱した状態のなかで何かをしようとすると脳に負荷がかかり集中力が低下してしまうことが原因とされています。

虫が飛びかい、ゴミだらけの環境下で集中して勉強することは大人でも難しいでしょう。ゴミ屋敷という劣悪な環境は、子どもの学力の低下を招くだけでなく、学ぶことに対する意欲さえも失ってしまう原因を作り出します。

(4)モノを大切にしない

ゴミと大切なものがごちゃ混ぜになっている環境下で育つと子どもは必要なモノと不要なモノを判断する能力が欠如してしまいます。学用品、学校でもらったプリント、友達からもらったプレゼントなど、大切なモノのはずなのに、家に帰りゴミに紛れてしまうと大切なモノではなくなってしまいます。

そして、見つからないから新しいモノを買う、洗濯していないから新しい洋服を買うなど、いつもいつも新しいモノに買い替えていると物の価値もわからなくなります。大切にモノを扱えず何かあれば新しく買い換えればいいと学んでしまうのです。

(5)将来ゴミ屋敷を作り出してしまう可能性

ゴミ屋敷で育つとゴミが溢れている状態が普通だと認識してしまいます。いつかは「異常な環境のなかで育ったんだ」と自覚する日が来ると思うのですが、ゴミ屋敷で育った子どもは大人になっても片付方が分からないという人が少なくありません。

例えば、母親が料理を作らず毎日の食事が外食、買ってきた惣菜を与えられていると、子どもは調理自体を知らずに育ってしまいます。食べ物は買ってくるもの、外食するものと学んでしまうのです。それと同じく、片付けない、掃除をしないゴミ屋敷で育ってしまうと、片付けという概念がないまま大人になってしまい新たなゴミ屋敷を作り出してしまう可能性があります。

親がゴミ屋敷で暮らす子どもにできること

親がゴミ屋敷で暮らす子どもを救うためにできることはゴミを片付けることしかありません。一般的に当たり前だろ! と思われてしまうのですが、その当たり前ができないからゴミ屋敷になってしまうのです。

ゴミ屋敷になる理由はさまざまですが、劣悪な環境のなかで育った子ども達はその記憶を一生持ちづけることになります。子どもの人間形成に悪影響しか与えないゴミ屋敷。そこから脱出するには親が行動するしかないのです。

助けを求めてください。助けてほしい。ゴミを片付けたいと相談してください。私たちエコフレンドリーサービスは業界屈指の経験と実績があります。事前のヒアリングでご相談者様の意向を入念に聞き、必要最低限の人数で迅速に作業を行い料金を抑えることができます。近隣にも配慮し屋外での作業を極力抑える様に心掛けています。

費用はかかりますがご相談者様のお悩みを一緒に解決できる自信があります。多くのゴミ屋敷を掃除してきた私たちにとってゴミで溢れた光景は見慣れた光景でもあります。子どものためにも勇気をもって一歩踏み出し人生を大きくやり直しましょう!

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