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リユース家電とは?どんなものがあるの?中古品購入時の注意事項は?

2023.03.09

リユース&リサイクル

ゴミを減らし地球環境を守る循環型社会の3R取り組みが徐々に浸透しています。3Rとは循環型社会を実現するための手段として用いられる「Reduce(リデュース)」、「Reuse(リユース)」、「Recycle(リサイクル)」のことを指すのですがその中でも「Reuse(リユース)」に注目が集まっています。

パナソニックが行なったリユースの取り組みについてのアンケート(※1)では7割の人が関心があると答えたそうです。最近では家具・家電製品などを専門に扱うリユースショップも現れています。そこで今回は、リユース家電について解説します。どのような商品があるのか。リユース家電のメリット、購入時の注意事項も合わせてお届けします。

リユース家電とは?

生活家電

家電量販店やリユースショップに不要になった家電を引きと取ってもらたことがありませんか? 業者は引き取った家電を破棄するのではなく、分解・洗浄・点検・修理を行い再製品化します。この再製品化された家電のことをリユース家電と呼びます。壊れており使用不可能になった家電や製品も分解し使用できる部品を再利用します。

不要になった家電を再利用することで過剰な生産や資源の消費を抑えることができます。また、リユース家電の販売価格は、製造年数と使用状態により変動しますが、発売時価格の半額になる場合もあり、環境にもお財布にもやさしいメリットがあります。

どんなリユース家電があるの?

リユース家電は携帯電話、カメラ、アイロンなどの小さなものから、パソコン、テレビ、エアコン、洗濯機などさまざまなものが売買されています。

具体的には……

ポット、オーディオデッキ、CDプレーヤー、DVDプレーヤー、ビデオデッキ、おもちゃ、ゲーム、子供用品、楽器、ホビー用品、スポーツ用品、衣料品、アクセサリー、時計、貴金属、家具、食器、キッチン用品、自動車、バイク、自転車、空気清浄機、炊飯ジャー、扇風機、など……

日常生活に必要なありとあらゆるものがリユース家電、製品として販売されています。自宅に眠っているものをを売りたい、リユース家電や製品を購入したいと考えている人は、リユースショップやリサイクルショップ、フリマアプリ、インターネットオークション、バザー(個人間での売買になります)自治体が運営するリユースプラザやリサイクル活動センターなどを活用してみてはいかがでしょうか。

リユース商品と中古品の違い

リユース商品と中古品って同じなのか違うのかよくわかりませんね。

リユースとは再利用・繰り返し使うという意味を持ちます。

中古はある程度使用して新品ではなくなった品物のこと意味します。

リユース商品も中古品も厳密には違いがあるのかもしれませんが、再利用するという意味合いで同じものと考えられています。

ひと昔前は中古品を買うのは恥ずかしいとネガティブな意見が多かったようです。また、『中古品』という一般名称もあまり良い印象を与えませんよね。しかし、インターネットが普及し誰もが気軽にフリマアプリを利用するようになって中古品のイメージもカジュアルなものに変化しました。中古品業界も拡大傾向にあり、一般名称も中古品→ユーズド商品→リユース商品と変わっています。

購入時に確認したい注意点

リユース家電や製品を購入するなら良い状態のものを購入し長く使用したいものです。そこで購入時に必ず確認してほしい注意点を説明するのでみていきましょう。

(1)製品の確認

購入予定のリユース家電や製品がリコール対象になっていないか、破損や変形、異常動作などの不具合がないかを確認しましょう。リコール対象とは設計・装置、性能などに欠陥がある製品のことです。

リコール対象の製品はメーカーの公式サイトなどで確認できます。不具合の内容や必要な作業なども含めて掲載されているのでチェックを忘れないようにしましょう。購入したリユース家電がリコール対象だった場合はメーカーに問い合わせてください。

(2)使用期間の確認

購入を予定しているリユース家電の製造年月日、使用期間を確認しましょう。製造年月日からかなりの期間が経っている、使用期間が長い場合、店頭価格も安くなりますが、もしかしたら使用できる期間が短い可能性があります。できるだけ、製造年月日が新しい、使用期間が短いものを選ぶようにしてください。

(3)付属品の確認

箱・取扱説明書・付属品、傷や汚れの確認をしましょう。例え、新品未使用であっても年月が経っていれば経年劣化がみられるでしょう。写真や商品説明を見て気になる箇所があったら遠慮せずに質問してください。

(4)過去の修理状況

過去に修理があったかどうか確認することも忘れないようにしてください。リユース家電は引き取られてから業者が分解・洗浄・点検・修理を行い、一定の基準をクリアしなければ店頭に並ぶことはありません。しかし、いくら再製品化されたとしても新品には戻れません。同じ商品でもコンディションにバラつきがみられます。

過去に故障したことがあるのか? 何回修理したのか? メーカーが修理したのか? それとも違う業者が修理したのか? など見落としがちになるので必ずチェックしてください。

(5)保証・返品の確認

購入予定のリユース家電に保証が付いているか、不具合による返品は可能なのか確認してください。購入したのはいいけれどすぐ不具合が出た、リユース家電なので返品不可となればショックでしかありません。やっぱり新品が良かったと後悔するばかりです。リユース活動のやる気も失ってしまいかねません。

(6)正規品であるかの確認

ブランド物のリユース商品を購入する場合は正規品か必ず確認してください。誰もが気軽に利用できるインターネットオークションやフリマアプリでは、偽物を本物と偽って販売している悪意のある人、悪徳業者が存在します。騙されて偽物を購入してしまうとトラブルに発展しかねないので気をつけてください。

買い取ってもらう場合の注意点

不要になったものを業者に買い取ってもらうとき、できれば少しでも高く買い取ってもらいたいと誰もが思うものです。そこで、高く買い取ってもらうための注意点を説明します。(※必ず高く買い取ってもらえる訳ではありません)

(1)日頃から丁寧に使う

品物は使用しなくても経年劣化していくものです。毎日使用するとなると汚れもつきやすくなるでしょう。傷・汚れなどは査定に響くので日頃から丁寧に扱うことを心がけてください。

(2)早めに持っていく

製造年月日、使用年数が短ければ短いほど買取価格が良い結果に繋がる可能性があります。その内持って行こうとクローゼットの奥に眠らせるのではなく、早めに持っていき買い取ってもらいましょう。

(3)箱・付属品・説明書をつける

洋服であれば予備のボタンや布地、家電なら箱、付属品、取扱説明書など、購入時に付属していたものを揃えていくことが重要です。箱が必要? と思われますが、あるとないでは査定に響きます。使用しなくても箱、付属品はきちんと保管してください。

【まとめ】

段ボール

今回はリユース家電に付いて説明しました。リユース家電の利用もリユース活動のひとつです。家の押し入れに眠っている物がある人は一度リユースショップに持って行ってみてはいかがでしょうか?

しかし、部屋にゴミが多すぎて分別できない、汚部屋・ゴミ屋敷になってしまって途方にくれている人は世の中にはごまんといます。リユースどころじゃない! ただただゴミの処理に困っている人はエコフレンドリーにご相談ください。

私たちには12年の信頼と5,000件を超える実績があります。どんなお悩みでもご相談者様に寄り添いながら一緒に解決していきます。作業ご依頼が前提ではございませんので一人で悩まずお気軽にご相談ください。

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