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生前整理を業者に依頼するといくらかかる?料金の内訳と良い業者の選び方

2023.01.26

業者選び 遺品整理

「遺族の負担を軽減するためにも、生前整理をしておきたい。」「老人ホームに移りたいから、このタイミングで生前整理をしておこうか…。」

「でも生前整理って業者に依頼するといくらくらいかかるものなの?」このような疑問はありませんか?生前整理を依頼した業者が悪徳で、法外な費用を請求された知人の話を聞いていたり、あまり良い印象を持っていない方もいるかもしれません。

しかし、生前整理は良い業者に適切な価格で依頼すれば自分で生前整理を行うよりもずっとスムーズに終わらせることができるのです。そこで今回は遺品整理・生前整理業界歴20年以上のプロが生前整理の費用相場と良い業者のポイントを解説します!

生前整理の費用についてお悩みの方は、ぜひ本記事を最後までお読みください。

生前整理を業者に依頼した際の費用相場

電卓(計算)

生前整理を業者に依頼したときの費用相場は、3万円~30万円程度が相場です。(お荷物の量、不用品の量によってはそれ以上になるケースもあります)

グランドピアノや解体ができない大型家具の搬出がある場合、またお荷物を搬出するご自宅の前にトラックを停めるスペースがない場合、2階以上でエレベーターがない場合などは、生前整理費用が高額になります。

生前整理費用の内訳

上記の生前整理費用相場3万円~30万円の内訳は、主に下記の通りです。

  • 人件費
  • 不要品の処分費用
  • 家電リサイクル料金
  • 管理費
  • 配送費
  • その他オプション費用

人件費は生前整理を行うにあたり、手配する人員に支払う給与や報酬です。荷物の量が多い場合や生前整理をする部屋が多い(または広い)場合はそれだけ多くの人員が必要になります。

また、不要品(ゴミ)の処分費用や家電リサイクル料金も必要です。テレビやエアコン、パソコン、洗濯機などの家電は、そのまま処分することができません。規定のリサイクル料を支払い、処分することになります。

他にも、管理費やお荷物の配送費、その他オプション(供養などある場合は必要になります)が別途でかかってきます。

生前整理費用を安く済ませるには

生前整理費用を安く済ませるためには、下記の点に気をつけてみましょう。

  • できるだけ自分で終わらせておく
  • 業者に問い合わせてみる

純粋に荷物の量が少なければその分生前整理費用を抑えることができるので、自分でできる範囲のことをしておくと良いでしょう。特に生ごみや食品系の処分、ペンキが入った缶なども自分で処分しておくことをおすすめします。

また、場合によっては生前整理ではなく片付けコンサルタントの方が適しているケースもありますので、事前に業者に問い合わせてみると良いでしょう。

※片付けコンサルタントは、安ければ1万円以内でコンサルティングを受けることが可能です。

また、処分が面倒な大型の荷物(タンスやキッチンボード、家具など)はフリマサイト(メルカリやラクマなど)で、販売時に梱包まで行ってくれるサービスもありますので、そちらを利用して安価でも売却しておくと処分費用がかからないのでおすすめです。

また、生前整理の際に不要品をそのまま業者に買取してもらうこともできますので、荷物が多い場合はそちらを検討してみても良いでしょう。

▼買取できる不要品

生前整理を業者に依頼した時の具体的な料金例

悪徳な遺品整理業者の見分け方

続いて、生前整理を業者に依頼したときの部屋の種類別に具体的な料金例をチェックしていきましょう。お住まいの場所の立地やお荷物の量によっても変動しますので、おおまかな目安としてご認識ください。

1Rマンション(10畳)

1Rマンションで必要になる生前整理費用は、大体3万円~7万円程度になります。(うち、15,000円程度が家電リサイクル料です。)

1LDKマンション

1LDKマンションで大体10万円~15万円程度です。こちらもお荷物の量により変動しますが、全ての整理をした場合の目安となります。

3LDKマンション生前整理

3LDKのマンションで生前整理をご依頼いただいた場合、15万円〜25万円程度が相場となります。

一軒家(2階建て・4LDK)

25万円〜40万円程度が一軒家の生前整理費用相場です。部屋数が多くなればその分費用は高額になりますが、大体全てのお部屋の荷物を整理すると大体30万円前後に着地します。

一軒家の場合はトラックを家の前に停めるスペースがあり、かつ特殊な家具(解体できない大型家具やグランドピアノなど、玄関から搬出できない家具)の搬出がない場合は相場よりも少し価格が安くなることもあります。

こんな人は生前整理を業者に依頼しましょう

お問い合わせ

生前整理をしたいと思っているけど仕事や家事などで忙しい方や、自分ではどこから手をつけたら良いかわからず着手できない方は生前整理を業者に依頼すると良いでしょう。

ちなみに、生前整理は荷物の整理だけでなくデジタルアカウント(SNSやサブスクリプション契約のサービスなど)の整理、財産の整理も必要になりますので、詳しい生前整理の進め方についてはこちらの記事も参考になります。

▼生前整理とは?いつやれば良い?生前整理をするメリットとデメリット

良い生前整理業者の選び方

生前整理をいざ業者に依頼するとなったら、できるだけ良い業者を選びたいものです。そこで、当社が指標としている『良い生前整理業者』の選び方をご紹介しましょう。

良い生前整理業者を選ぶためには、下記のポイントに気をつけましょう。

  1. 複数の業者に見積もりを取る
  2. 必ず現場を見てもらってから正式に依頼をする
  3. 直感で『嫌だな』と感じたら依頼をやめる

複数の業者に見積もりを取り、総合的にジャッジすることで客観的に業者を選ぶことができるのでおすすめです。

また、必ず現場を見てもらってから正式に依頼するようにしましょう。電話やインターネットの見積もりだけで依頼を決定すると、ご依頼者様(お客様)から見たときと業者が見たときで荷物の量にギャップが生じ、結果的に生前整理の費用が高額になるケースもあります。

ちなみに、レビューサイトなどで『悪徳業者に高額請求された』とおっしゃるお客様の中には、上記の通り荷物の量を過少申告したために思っていたよりも多く請求された…というものも見受けられます。このようなトラブルを防ぐためにも、実際に現場を見てもらってから依頼をすることが大切です。

最後に、業者と電話やメール、対面でやり取りをする中で、直感で『なんだか嫌な感じ』と思ったら、その業者に依頼するのはやめておきましょう。

【まとめ】

遺品整理の費用は業者に依頼すると安くて3万円~高額になると30万円、40万円以上になることもあります。しかし、ご自分でできるところまで整理をしたり(特に生ごみなど)、場合によっては片付けコンサルタントにアドバイスを依頼をすることで生前整理費用を抑えることが可能です。

今回ご紹介した生前整理費用はあくまで当社の経験則から算出した平均相場になりますので、詳細の費用が知りたい方は、まずは見積もりを取ることをおすすめします。

生前整理は自分で最後までやろうとすると大きな手間になり、働いている方や忙しい方は着手が難しいこともあります。そういったケースの場合は適宜生前整理業者に依頼することでスムーズに終えることが可能です。

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