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遺品整理士ってどんな仕事?収入は?転職するにはどうすれば良い?

2023.02.28

遺品整理

最近話題になっている吉高由里子さん主演のドラマ『星降る夜に』で、北村匠海さんが演じる遺品整理士の柊一星(ひいらぎ・いっせい)。ドラマを見る中で、遺品整理士の仕事に興味を抱いていただいた方も多いことでしょう。

私たちエコフレンドリーサービスは、業界20年以上の歴史を持つ遺品整理・生前整理を行う会社です。今回は昨今話題に上っている『遺品整理士』の仕事や資格について解説しましょう!

「遺品整理士ってどんな仕事?」「どれくらい稼げるの?」「遺品整理士の仕事のやりがいは?」など、疑問に思っている方はぜひ本記事を最後までお読みください。

遺品整理士とは

遺品の搬入作業

そもそも遺品整理士とは、故人が残した遺品を整理する専門家のことを指します。遺品整理には、故人の家や部屋を片付けること、不要なものの処分や買取、貴重品の保管や引き取り手の手配などが含まれます。

遺品整理は、故人の家族や友人にとって精神的な負担が大きい場合があります。そのような方々をサポートするために、故人の思い出や遺品の意味を尊重しながら、効率的できめ細やかな整理作業を行います。

また、必要に応じて家具や家電製品などの不用品の回収や、生前の持ち物の整理・処分を考慮しながら、手続きの支援も行います。

ちなみに遺品整理士は、遺品整理業者や法人・団体に所属する場合もありますが、個人事業主として活動している場合もあります。遺品整理士としての活動には、遺品整理士資格の取得が必要な場合もありますが、ケースバイケースです。

資格がなくても遺品整理士になれる?

遺品整理士として働くためには、必ずしも遺品整理士資格が必要というわけではありません。しかし、遺品整理業務を遂行する上で不要品の処分方法や価値判断、安全管理、法的手続きなどに関する専門的な知識や技術が必要です。

また、故人や故人の家族とのコミュニケーションにも熟練が必要であり、遺族の感情に対する理解と配慮が求められます。そのため、経験や専門知識がある方が、遺品整理士としての仕事をより適切に遂行できると言えるでしょう。

資格がない場合でも、実務経験を積んだり、遺品整理業者の先輩から遺品整理技術を学ぶことで、遺品整理士としてのスキルを磨くことができます。

しかし、業務上でトラブルが発生した際に対処するためには、法律や業界ルールに関する知識をある程度は持っていることが望ましいため、生涯の仕事にしたい場合は早い段階で遺品整理士の資格取得を検討することをおすすめします。

遺品整理士の資格を取得するメリット

遺品整理業務を行うために遺品整理士の資格はマストではありませんが、遺品整理士の資格を取得することで得られるメリットは次の通りです。

  • 専門的な知識や技術を身に付けることができる
  • カスタマーからの信頼を得ることができる
  • 他社との差別化につながる
  • 業務上のトラブルに対応できる
  • 遺族の支援を行うことができる

遺品整理士の資格を取得することで、物品の処分方法や価値判断、安全管理、法的手続きなどに関する専門的な知識や技術を身に付けることができます。

また、遺品整理士の資格を持っているということは、遺品整理に関する専門的な知識や技術を身に付けていることを証明できるため、消費者からの信頼を得ることができます。

他にも、遺品整理士の資格を取得することで他社との差別化を図ることができるでしょう。遺品整理業界は年々拡大しており、競争も激化しています。遺品整理士の資格を持っていることで、業界内での差別化を図ることができ、コンスタントな顧客獲得につながります。

さらに、遺品整理にはさまざまなトラブルが発生する可能性があります。遺品整理士の資格を持っていると、法律や業界ルールに関する知識を持っているため、業務上のトラブルに対応することができます。

最後に、確かなエビデンスをもとに遺族の支援ができる点も遺品整理士の資格を取得するメリットとして挙げられるでしょう。遺品整理には、遺族の感情的なサポートも必要です。遺品整理士の資格を持っていると、遺族の心理状況を理解し、適切なサポートを行うことができるのです。

遺品整理士資格取得者が増え続けている?

高齢化社会に伴い、遺品整理士の資格を取得する人は増え続けています。高齢化社会に伴う需要の増加以外にも、消費者の意識の向上、業界の発展と法制度の整備、人材確保のための施策などが挙げられます。

他にも、最近では遺品整理を依頼する際にお客さんが信頼できる業者を選ぶための方法として、遺品整理士の資格の有無を重視する傾向があることも理由のひとつになるでしょう。

また、業界の発展や法制度の整備、人材確保のための施策なども資格取得の動機となっています遺品整理士の資格は、遺品整理業務に関する専門的な知識や技術を身に付けることができるため、業務の質の向上につながるとされています。

遺品整理士の仕事内容

段ボールとカッター

遺品整理士は故人の遺品を整理・処分する業務を担いますが、具体的には以下の通りです。

  • 遺品の仕分け・整理
  • 不要品の処分・搬出
  • 遺品の買取(必要に応じて)
  • 供養(別業者に依頼する場合も)

遺品整理の依頼が入ったら、故人が生前に残した遺品を確認し、物品の価値や処分方法を遺族に確認します。どこまで処分したら良いのか、仕分けてゴミだけ捨てるのか等、しっかりとヒアリングすることが大切です。

必要なもの(残すもの)と不要品の仕分けができたら、不要品は処分・搬出します。このとき不要品の中にリサイクルできそうなものがあれば、買い取ってしまうこともあります。

▼遺品整理の際買取できるものとは?

また、仏壇や日本人形など、遺族が希望する場合はオプション料金を頂いて供養を手配することもあります。(実は、供養は必須ではありません。必要と感じる方のみ、任意で行うのが一般的です。)

遺品整理士の求人はどこで見つける?

握手

遺品整理士の求人は、indeedや求人ボックスなどの求人を専門にした求人媒体で探すことができます。場合によってはリクナビネクストやdodaなどの大手求人媒体に掲載されていることもあります。

検索エンジンで「地域名 遺品整理士 求人」と検索してみれば、近くの遺品整理業者で出している求人を見つけることができるでしょう。

遺品整理士の平均年収・待遇

一般社団法人 日本遺品整理協会によると、遺品整理士の初任給は月額18万円から20万円程度とされています。(※1)遺品整理士の経験や能力によって年収は変動するため、具体的な数字は業界や個人、エリアによって異なりますが、大体年収350万円〜400万円程度になるでしょう。

(※1)一般社団法人 日本遺品整理協会

遺品整理士のやりがいときびしさ

搬入作業を行うエコフレンドリーサービススタッフ

続いて、遺品整理士の仕事のやりがいときびしさを解説します!実際に遺品整理士として20年以上働く当社の代表も、以下のやりがいやきびしさを日々感じながら、仕事に取り組んでいます。

遺品整理士の仕事を検討している方は参考になるはずです!

やりがい

遺品整理士として働くやりがいは、なんと言っても遺族など依頼者の方から深く感謝されることです。故人が亡くなって何も手につかず、でも退去しなければならない日にちは迫っていって…といった状況の中でも、迅速に遺品整理を行うことで、心身ともに依頼者の支援をすることにつながります。

きびしさ

遺品整理はどの現場でもその都度さまざまな困難・難問に直面することが多いです。依頼者の精神面が安定していないこともある等、多方面に気遣い・気配りが必要になる仕事でもあります。

また、遺品整理士の資格を取得したとしても、資格はあくまでも始まりにすぎません。絶えず勉強と経験、情報収集が必要になるため、決して誰でもできる仕事ではないのです。

しかし、日々志を高く持ち、意欲的に現場に向き合う方であればきびしさ以上の大きなやりがいを得られる仕事です。

遺品整理にかける当社の思い

エコフレンドリーサービススタッフ

当社は遺品整理のサービスを始めてもう20年以上になります。遺品整理に対するご相談者様の状況や思いはさまざまですが、当社は遺品整理を行う上で依頼者様の意向を汲み取り、寄り添い、適切に柔軟に対応することを特に大切にしてきました。

一つとして同じ遺品整理はありません。どの遺品整理にも依頼者様、故人様の思いが詰まっています。私たちはそのような千差万別な遺品整理の現場ににおいて、依頼者様ごとに唯一のサービスを提案し、実行し、完了させることにつとめているのです。

それが、私たちエコフレンドリーサービスの遺品整理です。形骸的な遺品整理ではなく社会から求められる、期待以上の遺品整理を行うことを常に心がけ、今後もまい進してまいります。

【まとめ】

今回は遺品整理士について解説しました。

遺品整理士の仕事は必須で資格が必要なわけではありませんが、資格があった方が業務効率が上がったり、依頼者様から信頼頂けるなどのメリットがあります。

高齢化社会において、今後も遺品整理士のニーズが増え続けていくことが予想されるため、生涯の仕事にしたいと考える方はまず入口として資格取得を検討してみても良いでしょう。

遺品整理士の仕事は、とてもやりがいが大きく尊い仕事です。しかし、同時にとても難しい仕事でもあります。志を持ち、努力できる方は活躍できるでしょう。

当社でも、随時遺品整理メンバーの募集を行っています。入社時に遺品整理士の資格は不要のため、興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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