3Rにプラス!リフューズとリペアの取り組みや5Rの実践方法を解説
2023.03.16
リユース&リサイクル
循環型社会の重要なキーワードは「Reduce(リデュース)」、「Reuse(リユース)」、「Recycle(リサイクル)」の3Rなのですが、この3Rに併せてよく使われる2つのR、Refuse(リフューズ)とRepair(リペア)というものがあります。
今回は「5R」とも呼ばれることがあるRefuse(リフューズ)とRepair(リペア)ついてお届けします。日本では3Rが主流となっていますが、海外では5Rも盛んに取り組まれています。Refuse(リフューズ)とRepair(リペア)はどのような意味を持ち、どんな取り組みが盛んに行われているのか詳しく解説していくので参考にしてください。
Refuse(リフューズ)・Repair(リペア)とは
・Refuse(リフューズ)の意味は、断わる、拒絶する、拒否です。
・Repair(リペア)の意味は、修繕する、修理です。
この二つが循環型社会においてどのような取り組みに繋がるのか説明するのでみていきましょう。
Refuse(リフューズ)の取り組み
Refuse(リフューズ)は、ゴミの発生源であるものを買わない・貰わない取り組みです。
具体的例
・過剰な包装は断る
・レジ袋を貰わない
・お弁当につくカトラリーを貰わない
・不要なダイレクトメールは断る
・街で配られるサンプルなど不要であれば受け取らないなど……
日本ポリオレフィンフィルム工業組合が、2002年のレジ袋消費量(国内出荷量+輸入量)をもとに割り出したところ、国内では毎年約300億枚ものレジ袋が使用されていると判明しました。このレジ袋を「要りません」と1枚断るだけでCO2量を60g、CO2、石油の消費量を約20cc減らすことができるそうです。
「レジ袋要りません」のひと言が大袈裟ではなく資源を守ることに繋がります。ゴミになるものを拒否する・断ることを心がけていきましょう。
Repair(リペア)の取り組み
Repair(リペア)は、壊れてしまったものを修理して使う取り組みです。
具体例
・古い着物をリメイクして使う
・古い家具を新たに作り直して楽しむ
・古着や端切れを活用した子ども服や小物を使う
・修理サービスのある製品を選ぶなど…
アメリカでは、メーカーに対し製品の情報開示を求めユーザーが自ら修理できるよう多くの州が法整備に向けて動いてます。物を捨てることは簡単ですが、四苦八苦して修理することも楽しみの一つかもしれません。修理して自分の好きな色に塗り替えたり、設置しやすいようにカスタマイズしたりするのも楽しそう! 物に対してより愛着がわきそうです。
5Rを実践してみよう!
5Rもあるとどう取り組んでいいのかよくわからない人もいると思います。ここでは、実践方法を説明するので参考にしてください。
(1)リフューズ:買わない・貰わない
まずは、ゴミになるものを買わない・貰わないようにしましょう。買い物にはエコバックを持参し有料のレジ袋はもらわない(買わない)ようにしましょう。買い物をするときは、その商品が本当に必要なのか、購入後、すぐ捨ててしまわないか、繰り返し使い続けることができるのかなど、考えながら買い物をしてみましょう。
(2)リデュース:ゴミの発生、ゴミの量を減らす
次はリデュースです。既に手元にあるものをゴミにしないため、繰り返し使い続けるため工夫の仕方を考えて行動しましょう。詰め替えできるものを選ぶようにして長く使用するよう心がけてください。また、食品ロスを防ぐため冷蔵庫の中にある食材をチェックしてメニューを考えてから買い物に行き、食事は必要な分だけ作り食べ残さないように心がけましょう。
(3)リユース:繰り返し使う
ゴミの量が減ったら改めて生活を見直してみてください。きっと繰り返し使えるものや、自分には必要なくても誰かの役に立てるものがまだまだあると思われます。不用になったものは誰かに譲る、リユースショップに買い取ってもらう、フリマアプリに出すなどしてみましょう。また、買い物をするときも流行に左右されるのではなく長く使えそうなものを選ぶようにしてください。
(4)リペア:修理して使う
長く使用していたものが壊れたら修理してあげましょう。長く使えば使うほど愛着もわき、物そのものに味わいもでてきます。修理を繰り返し使い続けることで誰も真似できないあなただけのオリジナルなひと品になるはず。きっと、物との付き合い方も変わってくるでしょう。
(5)リサイクル:再資源化して利用する
修理もできないほど壊れてしまったら最後はリサイクルに出しましょう。リサイクルは使える部分や部品を取り出し新しい製品や同じ製品に生まれかわらせてくれます。
生活スタイルを見直して5Rを実践してみてください。
まだまだあるRの取り組み
海外や自治体、企業で異なるのですが、まだまだ「R」のつく取り組みがあるので説明します。
(1)Return(リターン)
購入した製品が壊れた、もしくは、使用しなくなったとき購入先のメーカーに戻す取り組みです。ソフトバンクなら携帯電話の回収・マクドナルドならハッピーセットのおもちゃの回収など、どこのメーカーが自社製品の回収を行なっているかチェックしてみましょう。
(2)Rethink (リシンク)
購入予定の商品が本当に自分にとって必要なものか考える取り組みです。
(3)Rebuy(リバイ)
リサイクル・リユース商品を積極的に購入・使用する取り組みです。
(4)Regeneration(リジェネレーション)
再生品の使用を心がける取り組みです。
(5)Rental(レンタル)
一時的な使用なら購入ではなくレンタルなどを利用する取り組みです。
(6)Relax(リラックス)
無理をして取り組むのではなく、できるものから始める取り組みです。
(7)Remix (リミックス)
新たな創造のために既にある資源を再編集する取り組みです。
(8)Reasonable management(リーズナブル・マネジメント)
環境に良い処分方法を最後まで責任を持って行う取り組みです。
(9)Refine(リファイン)
分別を意味します。ゴミの分別は誰もができる取り組みのひとつです。
(10)Rule(ルール)
「自治体のルールに従ってゴミを正しく分別」など決められたことを守る取り組みです。
【まとめ】
今回は、リフューズとリペアに加え10のRをお届けしました。3R、5Rに加え自分ができることをプラスしアレンジしてみるのもよし! どれか一つだけ取り入れてみるのも良し! もちろん3Rを継続でもOKです。あれもこれもと欲張る必要はありません。大切なのは環境に優しい行動や暮らしを持続していくことです。
物を大切に長く扱うことでゴミの量を減らし分別はキチンとする。一人ひとりがほんのちょっと物やゴミに対しての意識を変えることで地球環境はより良いものになるでしょう。
ですが……世の中にはゴミに溢れた部屋の中で暮らしている人がたくさんいます。その数は本当に多く、ゴミ屋敷になっている現状を必死に隠して生きています。環境に優しく以前に、自分の身の回りをなんとかしたいと思い悩んでいるはず。
その悩みエコフレンドリーサービスが解決します。私たちエコフレンドリーサービスは業界屈指の経験と実績があります。事前のヒアリングでご相談者様の意向を入念に聞き、必要最低限の人数で迅速に作業を行い料金を抑えることができます。どんなお悩みでもご相談者様に寄り添いながら一緒に解決していきます。作業ご依頼が前提ではございませんので一人で悩まずお気軽にご相談ください。